着物を高く売るコツとは?無名着物・高級着物の見分け方もご紹介
2023.08.29買取成人式や結婚式など、日本ではさまざまなシーンで着物を着用して式に臨みます。
近年では洋服が主流になっていますが、なかには着物のすばらしさに気付いた若い方が、良い着物を購入することがあります。
そのため、古着の着物を高額で買い取ってもらえることから、着物市場ではさまざまな着物が販売されています。
本記事では、着物を高く売るコツについて、無名着物・高級着物の見分け方とあわせてご紹介します。
高級着物と無名着物の見分け方とは?
「無名着物」とは、有名な作家や伝統的な産地やブランドが作っていない着物を指します。
現代のアイテムに置き換えると、有名デザイナーが手掛けている・高級ブランドが製造したアイテムが高い価値を持ちます。
日本の着物市場でも同様で、有名な作家が作成したものや原材料の産地といった付加価値が付いた着物は高値で取引されます。
このような着物を「高級着物」と呼び、下記の方法で無名着物と見分けることができます。
落款の有無
落款(らっかん)とは、有名作家が手掛けた高級着物に付けられる「証」のようなものです。
作家のサインを表す落款は、「その着物は作家が仕立てたものである」と言うことを証明しています。
落款は鑑定の際に鑑定士がチェックする項目のひとつであり、同様のクオリティの着物でも落款の有無で金額に大きな差が生じます。
証紙の有無
一般的に、高級着物には有名作家や産地といった、さまざまな情報が記載されている証紙が付けられます。
現代ではロレックスやルイヴィトンなどで購入したときに付属する、「ギャランティカード」が同様の役割を果たします。
証紙の有無は査定額に大きな影響を与える要素であることから、買い取りを依頼する際にはあわせて持参しましょう。
生地の素材
高級着物はデザインだけではなく、着物を構成する絹などさまざまな素材にこだわって製造されています。
絹は高級感がある光沢や、着心地・肌触りの良さといった、さまざまな特徴があります。
高級素材が使われている着物は、現代においても高値で取引がされる要素のひとつです。
高価買取になりやすい着物とは?
高額で買い取られる着物の特徴として、下記のようなものが挙げられます。
- 有名ブランドや産地で作られた高級着物
- 良質な素材で織られたもの
- 現代の日本人にあった丈や大きさの着物
特に、丈や大きさについては以前よりも日本人の体格が良くなったことにより、価値が変わったと言えます。
丈が長く、大きめの着物は購入後に仕立て直しがしやすいことから、高額査定につながる傾向にあります。
無名着物でも売れる?
無名着物でも、下記のような条件を満たすものは高額で買い取ってもらえる可能性があります。
- 未使用品
- 和洋が融合したような、レトロなデザインのアンティーク着物
- 高級素材を使用しているもの
- 人気の柄が使われているもの
- 丈や大きさが現代の日本人のサイズとなっているもの
そのため、「どうせ安値でしか買い取ってもらえないだろう」とあきらめるのではなく、一度査定にかけることをおすすめします。
着物を高く売るためのコツ
着物を高く売るためには、その着物が高級なものであることを証明する必要があります。
有名作家が手掛けた高級着物には落款や証紙が設けられていることから、一目で高級なものだと理解することができます。
しかし、無名着物には落款や証紙が付属されていない可能性が高いことから、高値が付かないことがあります。
そのような場合、着物によっては登録商標や品質表示マークが施されていることがあるため、そちらを確認しましょう。
また、買取店舗によっては使われている素材など詳細を説明してくれるため、買取価格が高くなる可能性が期待できます。
おわりに
本記事では、着物を高く売るためのコツをご紹介しました。
落款や証紙があり、高級な素材が使われている高級着物は、現代の日本でも高額で買い取られる傾向にあります。
一方、無名着物は高級着物よりも査定額が低くなりますが、下記のような特徴を持つ着物は高額取引がされます。
- 未使用品
- 和洋が融合したような、レトロなデザインのアンティーク着物
- 高級素材を使用しているもの
- 人気の柄が使われているもの
- 丈や大きさが現代の日本人のサイズとなっているもの
今後使う予定がない着物をお持ちの方は、買取査定に出してみてはいかがでしょうか。
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